天気予報を見ていると、梅雨前線って言葉が出てきますよね。
文字だけ見ても、梅雨の時期の前線なんだろうなっていうのは想像できるかと思うのですが、
でも、じゃあ具体的にどんな前線?ってなると、なかなかわからないですよね。
そこで今回は梅雨前線とは?について図で簡単にわかりやすく説明しますね。
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梅雨前線とは?
ココがポイント
梅雨前線とは?
・・・初夏から夏にかけて発生する長雨や大雨をもたらし、停滞する前線のことをいいます。
場所は、北のオホーツク海高気圧と、南の太平洋高気圧にはさまれた所。
この北と南の高気圧の勢力が釣り合っていると、前線はほとんど動かなくなるので、梅雨前線は日本付近をウロチョロ。
同じ地域で雨が長くずーっと降り続くってことだね。
ところが、次第に北のオホーツク海高気圧の勢力が弱まり、南の太平洋高気圧の勢力が優性になっていきます。
そうすると、停滞していた梅雨前線が、日本列島の北へ移動して、梅雨明けとなるのです。
日本は高気圧の中にいるってことだね。
梅雨前線上では低気圧が発生
ココがポイント
梅雨前線上には、
1000km~2000kmくらいの低気圧が発生します。
さらにそれより小さな規模の低気圧も発生しやすいです。
1000km~2000kmっていうと、
東京ー大阪間の片道がだいたい500kmなので、往復したくらいの距離です。
直線だと、東京から種子島くらいが約1000km
高速道路だと、
首都高・霞が関入口から福岡県北九州市門司区にある門司港IC(関門海峡)までが1000.2kmです。
けっこう大きな低気圧なんだね。
しかも、大きいだけでなく、梅雨前線上の低気圧は、あの夏の激しい雷雨をもたらす、もくもくとした積乱雲をいくつもともなっているので、激しい雷雨となります。
梅雨前線上だけでなく、前線から北側にむかって、300km~500kmの範囲内では、くもりや雨のぐずついた天気になります。
梅雨の終わりの頃の梅雨前線では、この積乱雲がほとんど同じ場所で次々と発生します。
そのため、さらに発達しながら、同じ場所を通っていくため集中豪雨になりやすいのです。
この時期は集中豪雨による気象災害に要注意だね。
集中豪雨はあっという間に道路が冠水したり、川が濁流になったりします。
それは、本当に突然。
いざ、逃げようとなったときに、準備をしていては間に合いません。
自分だけでなく、家族の身の安全を守るためにも、事前に防災グッズを準備しておくことが大切です。