いざという時のための防災グッズセット。
でも普段はどこに置いていたらいいか置き場所に悩みますよね。
マンションと一軒家の場合でも状況が違ってきます。
そこで、ここでは、防災士と気象予報士の両方の資格を持つ私が、おすすめの置き場所についてお話したいと思います。
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防災グッズの置き場所は分散するのがおすすめ
ココがポイント
防災グッズは、各家庭の状況に応じて、
枕元・寝室・玄関などに分散して置くのがおすすめです。
- 枕元には・・・笛、懐中電灯、スリッパやスニーカー
- 寝室には・・・飲料水(500mlか1リットル)、チョコレートバー、貴重品など最低限のものをリュック(ディパック)に入れておく。
洪水などで避難するときは、長靴がよさそうに思えますが、実はスニーカーの方がいいんですよ。
なぜなら、長靴だと、水が中に入ってしまい歩きにくくなってしまいます。
また、脱出口の確保のために、バールを置いておくのもおすすめです。
- 玄関には・・・非常食、下着、防寒具、ロープ、のこぎりなど
- 車のトランクには・・・ジャッキ、毛布、飲料水など思いもの
また、増水で地面が見えにくくなっているときは、マンホールや溝に足を滑らせてしまう恐れがあるため、閉じた傘を杖代わりにすることもできます。
- 家族全員がそれぞれ持つもの(水、最低限の食料など)
- 役割分担して持ち出すもの
それでは、マンションと一軒家の場合に分けて、それぞれ防災グッズの置き場所をお話しますね。
マンションでの防災グッズの置き場所
マンションは、倉庫や庭がない分、より置き場所に悩みますよね。
それでは、マンションでの置き場所についてみていきましょう。
玄関を置き場所にする
ココがポイント
何か災害が発生して逃げなければいけないとき、
玄関など、外への出口場所に置いておくと、
すぐに持って外へ出ることができます。
置いておくものとしては、
- 非常食
- 下着
- 防寒具
- ロープ
- のこぎり
などがおすすめです。
ただ、このときも注意しておかなくてはならないのが、収納場所の奥にいれてしまわないことです。
奥に入れていると、せっかく玄関や庭の出口に置いておいても、取り出すのに時間がかかってしまうもんね。
ポイント
ちなみに置き場所としてベランダを思いつくかたもいるかもしれません。
が、おすすめしません。
なぜなら、ベランダに置くのは、屋根も壁もない場所に防災グッズを置くことになるからです。
そうすると、防災グッズの中にある水が腐ってしまったり、性能に影響が出てしまうおそれがあるのでおすすめできません。
車に防災グッズをのせておく
ココがポイント
家の中に置けるスペースがない場合は、車のトランクに乗せておくというのも1つです。
マンションで2階以上の部屋に住んでいる場合、エレベーターを使用する方が多いと思います。
ただ地震、水害、火災などでエレベーターがとまってしまうこともあります。
その場合、いったん防災グッズを家に取りに行こうと思っても難しいことが考えられますよね。
そういうときのために車に置いておく方法があります。
特に避難場所が遠い場合などは、車で行くことが多いと思います。
そのため、ジャッキや毛布、飲料水など、重いものを車のトランクに乗せておくと、いざという時、運ぶ手間も省けます。
ただ夏場は要注意!
車に防災グッズを置いていると、気温が上昇して飲料水や非常食が劣化してしまう恐れも。
JAFが、8月の35度の日に、午後12時から4時間、スマートフォンやライターなどの日用品をダッシュボードに置き、時間経過とともに状態変化を調べた結果を引用します。
- クレヨン⇒約1時間で黒色から溶け始め、約1時間20分ですべて溶けて流れ出した。
- スマートフォン⇒「高温注意」の警告画面が表示され、一部の機能を除いて使用不能に。
- 100円ライター⇒2つとも2~3時間でケースに亀裂が生じて、ガスが抜け出した。
- 消せるボールペンで書いたメモ⇒約2時間で消えてなくなった。
- 卵⇒約1時間で、白身の周りが白くなり、約2時間で全体が白く固まった。
下は、このときの炎天下における車内温度を測定したものです。
車内最高温度 | 車内平均温度 | ダッシュボード最高温度 | |
---|---|---|---|
対策なし(黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
窓開け(3cm) | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
そのため、防災グッズを車に保管する場合は、夏場を避けたほうがよいでしょう。
ただ、The Next Dekadeの保存クッキーは、-20℃~80℃までが耐温度域となっていますので、車の中でも保存ができます。
またこのThe Next Dekadeの保存クッキーは7年保存用と10年保存用があるので、長持ちするのもおすすめです。
\The Next Dekadeの保存クッキー7年保存用/
\The Next Dekadeの保存クッキー10年保存用/
上の画像をクリックすると、The Next Dekadeの保存クッキーの詳細ページが見れますので、気になった方はご覧ください。
一軒家での防災グッズの置き場所
一軒家の場合、家族で住んでいる方が多いと思います。
そうすると、防災グッズも、家族の人数分が必要となり、それなりのスペースの確保が必要となるので、置き場所に困りますよね。
とはいえ、防災セットを押し入れやクローゼットの奥などに入れて置いたら、いざというときに、押し入れから取り出すのに時間がかかってしまい、逃げ遅れてしまう恐れもあります。
そこで、おすすめの防災グッズの置き場所としては、次のようになります。
- 玄関
- 庭の出口
- 物置き
- 車の中
- 寝室・枕元
それぞれについて詳しくお伝えしますね。
玄関や庭の出口を置き場所にする
ココがポイント
マンションの場合と同様に、外への出口に置く場所があれば、そこに置くのがおすすめです。
ただ、注意点が!
玄関に置く場合は、収納スペースの奥に入れて、取り出しづらくなってしまわないようにする
ことです。
普段の生活の時に防災グッズが玄関にあると、不便に感じてしまうかもしれません。
でも、命には代えられませんので、できるだけ取り出しやすい位置においておくことが望ましいです。
ただ、玄関口だと逃げるときに邪魔になってしまわないか心配・・・
ポイント
防災グッズの中には、玄関のドアに強力な磁石でくっつけておけるものや、専用のフックをとりつけて掛けておくことができるものがあり、邪魔にならず、すぐに持ち出すことができるものがあります。
\詳しくはこちらから/
玄関のドアが個人的には一番おすすめですが、ほかの場所に置きたい場合は物置という手もあります。
物置きを置き場所にする
玄関の出口に置きづらい・・・・
そんなとき、
ココがポイント
庭に物置がある方は、物置の手前側に置いておくことも一つです。
地震や水害などの災害が起きたとき、自宅が倒壊してしまっても、物置は無事であったり、反対に物置が浸水してしまっても、自宅が無事である可能性もあります。
そのため、一戸建てにお住いの場合は、水害などの被害に備えて、長期避難用の防災グッズを物置と自宅の部屋に分けておくのもよいでしょう。
ただ、物置もカギをかけていたりすると、取り出すのに時間がかかってしまうよね。
2階を置き場所にする
ココがポイント
2階がある一軒家の方は、防災グッズを2階にわけておくのもよいでしょう
たとえば水害などのとき。
災害がおさまってから、長期避難用の防災グッズを自宅に取りに帰ったときに、もし防災グッズを1階にしか置いていないと、万が一浸水してしまったときに使えなくなってしまいますよね。
そういったときのために、自宅の2階にわけておくのもおすすめです。
一戸建ての場合、2階が寝室というご家庭も多いでしょう。
寝室には、すぐに持ち運びできるような飲料水、チョコレート、貴重品など最低限のものを置くと便利です。
くぎ抜き用のバールもあると、いざという時、役立ちます。
枕元には、助けを求めるための笛や、暗い場所に光を照らす懐中電灯など、逃げる時にすぐ使うものを置いておくとよいです。
防災セットを持っていない方は、準備しておくのがおすすめです。
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面状のベルトで固定することができるので、車に入れて移動しても揺れ動きません。
また、背面には大きな三角形の反射板を搭載。
緊急時に居場所を知らせることができます。
注意ポイント
高速道路では三角停止表示板の代わりに使うことはできません。
道路交通法に基づいた三角停止表示板をご使用ください
車を置いて避難するときに、肩ベルトを取り出し背負って持ち出すことができます。